シングルマザーのやすこさん(仮名)の体験談です。
職場などでちょっといいなと思う人ができると色々なことが気になります。相手の何気ないしぐさや言動に一喜一憂し、心の中はジェットコースターのように急降下急上昇。
相手が何に興味があるのか、家族、年収なども気になります。
中でもこの人は運命の人なのか?相性はあうのか?が最も気になるところではないでしょうか。
相性があえばこの恋はうまくいく「運命の人きたー」なんて妄想も抱いてしまいます。行く末がわからない恋だからこそ何か答えが欲しくて占いにすがってしまうこともしばしば。
そんな中で今回は四柱推命で気になる人との相性を占ってもらいました。
そもそも四柱推命ってどんな占い
中国4千年の歴史を持ち、生年月日時を10この干と12この支に置き換え生まれ持った資質や運勢を占います。
これが干支といわれるものです。
さらに陰陽五行説といって陰陽二気の考えと木・火・土・金・水の五行を合わせるとその人だけの命式が出来上がります。
生年月日だけでなく五行も絡んでくるところで自分の持って生まれた資質ががわかり相性も細かくみてもらえそうな気がします。
難しい漢字が多く素人では判読できないところがプロっぽい。占いの奥深さを醸し出しているのを感じました。中国4千年の歴史の中で脈々と受け継がれてきた占術ということで、今気になる人が運命の人なのか?違うのか?わかりそうな気がして実際占ってもらうことにしました。
しかし細かく命式がわかるがゆえに大きなハードルが立ちはだかりました。
自分の生まれた時間知ってますか?
先ほど四柱推命は生年月日時を使うと書きましたが、生年月日まではスラスラと言えると思います。しかし自分の産まれた時間知ってますか?道ゆく人に聞いてアンケートを取りたい衝動にかられましたがやめておきました。
おそらく産まれた時間がわかるのは10人に2人くらいじゃないでしょうか。私は自分が産まれた時間を知らなかったので後期高齢者の母に電話をしてみました。「私って何時くらいに生まれたかな?」母はあろうことか「母子手帳も捨てたし知らん」とあっけらかんと答えるではありませんか。
確かにアラフォーの私の母子手帳なぞ当の昔にないのは当然かもしれません。
しかし私は四柱推命で気になるあの人との相性を見たいとの思いが捨てきれず一縷の望みをかけて「大体でいいから何時に産まれたかわかるかな」と聞くと76歳の母の記憶力によると「たぶん朝かな」ということで私の産まれた時間は朝6時になり命式を作ってもらうことができました。
四柱推命に興味を持ったなら産まれた時間を自分の母の記憶が確かなうちに聞いておくことをおすすめします。
相性をみてもらいわかったこと
自分の産まれた時間ですら正確に分からないので相手の生年月日時を入手するのは至難の業です。でも安心してください。時間がわからなくても四柱推命で相性は見てもらえます。
ただ大体こんな感じと大雑把になる感じは否めません。
実際見てもらいわかったことは相手と自分の命式を見ただけでは占い師に詳しく説明してもらわないとよく分かりません。
なにせ漢字が難しい。私の命式の中にある漢字を見ても乙卯、比肩、建録などがあり読むのも一苦労です。相性があうのか合わないのかは占い師の説明が必須です。しかし五行のほうはわかりやすかったです。
私は木の性質が多いので火には弱いとか、火と水の性質同士は合わないなど自然にあるものでかつ、分かりやすい漢字なので相性が合う合わないが明確に見えました。
今回占ってもらった気にになる人とはどうやら相性が合わないようでした。もし付き合うようになってもうまくいかないとアドバイス頂き「次にいきましょう」とはっきりと言われました。
占い師の言うことを真に受けるわけではありませんがめちゃくちゃ好きになる前にそう言われると「まあそんなもんか。私の運命の人どこにいるの」と心の中で叫びこの恋は終わりにしようと決断しました。
まとめ
今回の気になる人とは運命の人ではなかったのですが私が占い師に見てもらうのには実は理由があります。
若い時に気持ちが燃え上がってひき返せなくなる恋をした時のこと。恋する乙女の常として何かにすがる思いで占ってもらったことがありました。
当時付き合っていた彼と占いで合わないと言われ「運命なんか覆してみせる」と結婚したものの離婚するという経験があるのです。
占いを信じる信じないは自由ですがこんな過去があると運命や相性はともすると経済力や顔よりも大事なのではないかと思ってしまうことがあります。
四柱推命は中国4千年の歴史から生まれた占術。統計学としての側面も持っています。
膨大な歴史と資料の中から編み出された命式に自分の運命の人がわかる暗号が隠されていると思うと宇宙のロマンを感じるのではないでしょうか。